東横INN 不祥事を乗り越えどうやって立て直した?手腕が光る創業者の娘、黒田麻衣子とは【カンブリア宮殿】

Street view near Yokohama Station with taxis, pedestrians, a train on elevated tracks, and Hotel Grand Arc Yokohama at dusk ビジネスホテル
People walk along a busy street beside Yokohama Station at dusk with lit hotel and transportation services.

東横インと言えば、駅近に必ずと言っていいほどあるビジネスホテルです。

利用したことがある人もたくさんいると思います。

そんな東横イン、過去に不祥事を起こし、経営危機に陥ったことがあるのはご存じでしょうか?

東横INNの起こした不祥事とは

今から約20年前の2006年1月27日、横浜日本大通り駅日銀前店を、建築確認申請の確認検査が終わった後で勝手に改造し、「ハートビル法」(交通バリアフリー法のビル版)・各市条例違反であることが確認されたというもの。同じ日に草加市、大阪市、姫路市、鹿児島市、長崎市、島根県でハートビル法関連の条例や建築基準法に違反する改造工事が発見され、大阪市の場合は4つの東横インで無許可工事が発見されたということです。

更には記者会見にて西田憲正社長(当時)が自ら指示し検査直後に無許可改造や2重図面により検査を誤魔化すなどの違法改造を他に全国に2、3はあると公表しました。

その際の西田社長が、

障害者用の客室をつくっても、年に1人か2人しか泊まりに来ないので倉庫にしている。
(違法改造は)制限速度60キロのところを65キロで走ったようなもの


などと発言し、新聞・テレビなどで大々的に報道されることになってしまいました。

これら違法行為に対する一部マスメディアの報道では、西田の経営体制(女性支配人に対する酷使労働による女性軽視問題やワンマン経営など)についての批判がなされていたそうです。

この不祥事が起こった後、この問題に関わったとされる東横イン関連会社の管理建築士だった一級建築士の男性の免許を取り消す処分を下したことを発表しました。

みなさん憶えていますか?

私は正直忘れていたんですが、調べているうちに思い出しました。

まあ20年も前の事ですから、なんなら全然知らない、という人もたくさんいるでしょうね。

今は見事に復活して、全国のビジネスマンに安定と安心を提供しているんですが、その復活を支えたのは誰だったんでしょうか?

創業者の娘、黒田麻衣子ってどんな人?

結論から言うと、創業者の西田憲正元社長の娘の黒田麻衣子さんが、経営の傾いた東横インを立て直すべく、父親から経営を引き継ぎ、そして見事に復活させました。

黒田麻衣子さんは「幼い頃、自宅にいても電話口で社員を怒鳴るような父が大嫌いでした。ですから、絶対に父の会社は継ぐまいと心に決めていたんです」と取材で明かしています。

しかし不祥事が起き父親が引責辞任をしたあと、強い使命感にかられ、「父についてきてくれた人たちのために会社はつぶせない。私がやらねば」と、即座に後を継ぐ決意をしたといいます。

この決断力が、東横インの復活に大きく働いたのでしょうね。

東横インには、大学院卒業後の2002年に入社し、営業企画部で新規ホテルの立ち上げを担当していたそうですが、その後の2005年、出産・育児のために退社し、夫の転勤にともないドイツへ。

ドイツでは専業主婦をしていたそうですが、2008年に副社長として東横インへ復帰し、創業者である父の後を継いで12年に社長就任。

しかし経営手腕など皆無だった上に、当時はリーマンショックで経済がどん底だった頃。業績悪化に苦しむ中、かつては反感を抱いていた父からのアドバイスで幾度も救われたそうです。

そこはやはり、ホテル業界を知り尽くしたカリスマ経営者の父。

今では心から尊敬していると言います。

父からのアドバイスや、支配人たちからの意見などを取り入れて宿泊料金を値下げしたり、土地によって少し違いはあるものの、だいたい6000円くらいの料金に統一したりしたそうです。

そんな努力が実り、稼働率がだんだん上がり、日本最大級のホテルチェーンとなりました。

そんな黒田麻衣子さん、実はお酒が大好き!

ビールやワインなどが好きで家飲みは毎晩欠かさないそうです。

経営者として、毎日頭も体もフル回転でしょうから、ほっと一息つきながら晩酌をされるんでしょうね。

東横INNといえば・・・

東横インと言えば、無料朝食サービスですよね!

東横インが業界に先駆けて導入した無料朝食サービスは、多くの宿泊者から好評を得ています。

地元素材にこだわった食材を使用し、ビュッフェスタイル、具おむすびスタイル、サンドイッチスタイルの3つの朝食スタイルを店舗ごとに使い分けているのが特徴なんだそうです。

これはほんとにありがたい!

あと、あまり知られていない特徴として、支配人の97.5%が女性であることが挙げられます。これにより、細やかな心配りと清潔さを重視したサービスが提供されており、多くの宿泊者から好評を得ているという報告があるそうです。

この特徴の影響なのか、東横インではホテルのまわりに配置している植栽に力を入れており、年に何度かコンテストがあるそうです。

なので植栽をする業者を変えたりしながらコンテストに挑むらしく、景観を大事にしていることがうかがえます。

ただ、客室の狭さや防音性能の限界というデメリットもあるのですが、格安ビジネスホテルにそこまで高級感を求めるのは違うと思うので、そこは割り切って利用して欲しいですね!

20代から60代の男女300名が選んだ「宿泊費以上の満足度があると思うビジネスホテルチェーンランキング」では堂々3位にランクインし、「朝食無料が嬉しい」「朝食バイキングが充実していて満足」「どのエリアでもサービスが安定していてアクセスが便利」と高評価。

コスパの良さと、機能性、清潔感を求める利用者に多く支持されているのがよくわかります。

まとめ

過去の不祥事を払拭し、日本最大級のホテルチェーンへと上り詰めた東横イン。

私も利用させていただいたことがあります。

駅から近いし、リーズナブルだし、朝食ついてるし、一人だけの時間を過ごすには十分でした。

これからもビジネスマンたちを支えるホテルであってほしいと思います。

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