こんにちは、hiroです。
今回の【満天!青空レストラン】に、群馬県沼田市で農林水産大臣賞を受賞したという「アカシア蜂蜜」が登場します。
蜂蜜、私も大好きです。紅茶に入れたりレモンを漬け込んだり、パンにかけたりと日常生活の中で欠かせない存在です。
では、そんな蜂蜜を作ってくれるミツバチは、どんな生態をしているのか少し調べてみました。
セイヨウミツバチと二ホンミツバチ
まず、よく耳にするミツバチの種類として、日本で目にすることができるのはセイヨウミツバチと二ホンミツバチですよね。
海外に行けばオオミツバチとかコミツバチとか7種類が生息していますが、そもそもミツバチって9種類しかいないんです。
意外と少なくてビックリ!
二ホンミツバチは、トウヨウミツバチという種類の亜種ですが、セイヨウミツバチは亜種がもっと多く、イタリア系とかロシア系とか色々いるんですが、日本で見られるセイヨウミツバチはイタリア系です。
性質は非常に穏やかで、集蜜力が高く、分蜂性が低いため世界中の養蜂家の間で最もよく利用されているのがセイヨウミツバチ。
セイヨウミツバチは、元々人間が飼育してきて品種改良を行ってきた蜂なので、その時期に効率的に集められる花から蜜をたくさん集めてくるという習性があります。
その時期に咲いている一種類の花の蜜を集中的に集めるので、単花蜜が作れるというのが1番の特徴です。
一方二ホンミツバチは、日本に昔から生息している野生の蜂。
基本的におとなしく臆病で、巣や女王を守るとき以外は人を積極的に攻撃しない性格と言われていますが、環境の変化に敏感で、巣箱の環境が気に入らないと群れごと逃去しやすい一方、在来種らしく寒さや病気に比較的強い面もあります。
花粉や蜜は、近場の草花から集めてくるという習性があり色々な花から集めますが、それぞれが融合したような味わいの百花蜜が出来上がります。
~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~
ちなみに分蜂とは、春から初夏にかけて巣が大きくなりすぎると、ミツバチは新しい巣をつくるために群れを分けます。これが分蜂です。
その際、古い女王蜂が一部の働き蜂を連れて巣を飛び出し、いったん木の枝や建物の陰などに固まって休憩します。
このとき、無数のハチが女王蜂を中心に球状にまとまっている状態が「蜂球」です。
しばらく休んだのち、偵察バチがいい巣場所を見つけると、群れ全体でごっそり移動して行き、新しく巣を作りはじめます。
アカシア蜂蜜が作れるのはどっち?養蜂に向くのは?
さて、両方の特徴を踏まえた上で、養蜂に向くのはセイヨウミツバチと二ホンミツバチ、どちらでしょうか?
答えは・・・・・

仕事として養蜂するならセイヨウミツバチ
趣味で養蜂するなら二ホンミツバチ
なぜかというと、セイヨウミツバチは蜜を集めるミツバチを人間が選抜、改良してきたミツバチです。人間の方でしっかり管理をし、地域差はあるにしろ、群れが大きく花が十分にある地域では、年間平均、一つの群れから20kg〜100kgくらいのはちみつが採れます。
対して二ホンミツバチは、セイヨウミツバチに比べて群れの規模が小さく、重箱式等の形で飼う場合は年間5kg〜10kg、枠式で上手に飼っても最大20kgくらいしか採れません。何より巣箱に定着するかどうかも蜂次第な上に分蜂しやすいので、趣味としての養蜂向きです。
ただセイヨウミツバチは、コガタスズメバチやキイロスズメバチなどの比較的小さいスズメバチには、自分たちで立ち向かってある程度は対処できるんですが、オオスズメバチに巣が襲われた場合は敵わなくて巣が全滅してしまうことがあるので、人間が目を光らせてないといけません。
一方二ホンミツバチは、テレビなどでよく紹介されていたのを観たことがある人もいると思いますが、一匹が犠牲になって他のミツバチたちが一斉にスズメバチに群がり、飛翔筋という筋肉を震わせて熱とCO2濃度を上げ、内部の温度を約 46℃前後まで上げます。この温度は、スズメバチには致死温度、ミツバチには耐えられるギリギリの温度です。
この「熱殺蜂球」と呼ばれる行動で敵を倒すんです。
しかし、オオスズメバチなどが集団で来た場合は、巣を放棄して逃げてしまうことも・・・。

ただ、これができるのは在来種であるニホンミツバチだけで、セイヨウミツバチにはできません。
日本で養蜂以外でセイヨウミツバチを見ることがないのは、こういう理由もあるんですね。
そして、アカシア蜂蜜を作ることができるのは、一種類の花の蜜を集中的に集めるその特性から、セイヨウミツバチです。
時々違う花の蜜を運んでくることもあるそうですが、それはそれで違った味わいがあっていいですよね!

まとめ
今回は、セイヨウミツバチと二ホンミツバチについてまとめました。
養蜂場が近くにない限り、自宅の庭などで見かけるのは、ほぼ二ホンミツバチという事になります。
どこかに巣があるんでしょうね!見つけたい衝動にかられますが、一生懸命蜜を集めている姿を見ると、もう少しお花を植えてお手伝いしようかな、なんて思ってしまいました。
静かに命の営みを見守りたいと思います。

コメント