気温とともに上昇する植えたい欲!大事な植物だからこそ、場所をしっかり吟味しよう
暑さ寒さも彼岸まで、とは良く言いますが、本当に春のお彼岸が過ぎてからというもの気温の上昇が凄まじいですね。
最高気温が20度を超える日もあり、桜の開花も一気に進んだ気がします。
暖かくなると、色んな欲が出てきてしまうのは人間の性。
ガーデニングを楽しむ皆さんは、この時期植えたい欲が高まってくるのではないでしょうか。
実際、園芸店やホームセンターには色とりどりの花苗が並び、購入欲をそそります。そそられまくりです。
フラフラ~っと吸い寄せられて、気がついたらかごいっぱいに買ってた・・なんてこともあるでしょう。(私はあった)
そうしてお迎えした花や木を、さっそく植えようと庭に出ると、まず考えるのが「どこに植える?」だと思います。
鉢で管理する場合は移動ができるので、そこまで深く考えなくてもいいですが、地植えにしようと考えている場合はよく検討して植えないと大変な事になります。
人間に、人それぞれ向き不向きがあるように、植物にも向き不向きがあります。
それは生育環境がほとんどです。
日当たりのいい場所、悪い場所、風通し、水はけの良し悪し・・・など、考えることは割とたくさんあります。
でも、これらをちゃんと考えてあげないと、健やかな成長は見込めません。
水やりだの肥料だの、そういうお世話は植える場所をきちんと考えて植え付けた後のお世話なので、まず最初に植える場所をしっかり考えてあげましょう。
日当たりを好むのかそうでないのか・・・まずはそこから
植える場所を考える時に、まず気にしてほしいのは、植えようとしている植物が、日当たりを好むのかそうでないのか、です。
これを間違えると、植え付けたときは元気でも時間がたつにつれだんだん元気がなくなり、最終的には消えてなくなる・・・ということになってしまいます。
植物は、一度人間の手によってそこに植えられてしまうと、自力で動くことが出来ないため、たとえ自分に合ってない環境でも、そこで生きるしかなくなります。
植物も環境に適応しようと頑張るんですが、限界が来てしまうと枯れてしまうんです。
それを防ぐためには、購入した草花のポットなどに刺さっているネームプレートに書いてある、その植物の特徴を読み、「日当たりのいい場所を好む」と書いてあれば日向に、「半日陰を好む」と書いてあれば直射日光が当たらない場所に植え付けてあげましょう。
それだけで、植物の生存率が格段に上がりますよ!
日向が苦手な植物って?どんなところに植えたらいい?
日向が苦手な植物の代表と言えば、アジサイではないでしょうか?
そして、アジサイを好きな方もとても多いと思います。
母の日のプレゼントでも、カーネーションと同じくらい人気の植物ですよね。
そんなアジサイ、特に株がまだ小さいときにうっかり日向に植えてしまうと、あっさり枯れます。
ええ、それはもうあっさりと。
その昔お客様に、「ここに植えて欲しい」と言われた場所が、南向きのものすごく日当たりがいい場所で、これはちょっと・・・と思い、お客様に「ここに植えると枯れますよ」とアドバイスしましたが、「どうしてもここがいい!」と言われるので、仕方なくそこに植えたんです。
ですが、その3日後に電話で、「やっぱり別の場所に植えて欲しい・・・」と連絡があり、行ってみると、葉がクッタリとしおれた無残なアジサイの姿がありました。
だから言ったじゃん・・・と思いつつ、新しい鉢に植えて欲しいとの事だったので、植え替えをさせて頂きました。
日陰に置いて下さいね!と念を押して帰ったので、言いつけを守ってくれていると信じています(笑)
この他にも、もともと植えていたアジサイが、どんどん元気がなくなってるんです・・・という相談を受けて見に行くと、アジサイの隣に植えられていた植木が枯れてしまったので伐採したら、アジサイの元気がなくなった、との事でした。
この相談を受けたのは真夏だったので、暑さで弱った隣の樹木が枯れてしまい、その木がなくなったことで、今まで隣の木の木陰で守られていたアジサイが、急に厳しい日差しにさらされて急激に弱った、という事でした。
こうなると、場所を移してあげないと枯れるだけなんですが、残念ながら真夏の植え替えはお勧めできません。
アジサイの植え替え適期は11月~3月の間なので、それまでは遮光シートなどを使って、日差しを遮ってあげましょう。
少し手間ですが、大事なアジサイのため手を尽くしてあげたいですね。
アジサイ以外に日向が苦手な植物で、よくお庭に植えられているものと言えば、樹木ならヒイラギ・ツバキ・サザンカ・ヤツデなどです。
ヒイラギは日当たりが良すぎると、特徴であるトゲトゲした葉っぱが丸い葉になり、ヤツデはその名前の通り葉っぱが8つの指のように割れているんですが、これが8つではなく9つになったり7つになったりして、いわゆる奇形のような状態になります。
このように、強い日差しが苦手な「陰樹」と言われる樹木は、日当たりのいい南側ではなく、建物の陰になる所や背の高い木の下などに植えてあげて下さいね。
その気遣いだけで、長く元気に成長してくれて、私たちを楽しませてくれるはずです。

見落としがちな風通し。害虫を防ぐためにも重要な役割を果たす!
風ってどこでも通るんじゃないの?と思われがちですが、庭って意外と風が通らないところが多いんです。
特に、築50年以上のお宅の庭は、その当時の作り方の主流がそうだったため仕方がないと思いますが、家のまわりをぐるっと取り囲むように塀が作られ、風の流れを遮断している所も多いです。そして割と密集して木が植えられていたりします。
最近のお家は、高い塀を作っているお家はあまりなく、そして木もあまり植えてないですよね。
生垣というのも減ってきている感じです。
高い塀で囲まれてしまうと、風の流れがその中で滞り、湿気がたまったり害虫がつきやすくなってしまいます。
塀の問題だけでなく、前後左右を家に囲まれている住宅街でも同じ現象が起こります。
低い塀であっても、角に植えてしまうと風が通らず弱ってしまった、という例もありました。
これを解決するには、あまり密集して木を植えないようにし、角ギリギリに植えるのではなく、年2回の剪定をきっちりしてあげて、風通しを意識してあげて下さい。
それだけでもだいぶ違います。

まとめ
人間にも植物にも、適材適所があります。
せっかく気に入ってお迎えした植物が元気に育っていけるよう、環境には気を付けてあげたいですね!
これからガーデニングのハイシーズンになります。
少し植物の事を知ってあげると、今後のお庭が変わって来るかもしれません。
皆さんのガーデニングライフに少しでも役立てればいいなと思います。

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